ポリエステル鏡面塗装仕上げの天板補修(剥離再塗装なし)

ポリエステル鏡面塗装(キズ補修後)

同業の木工塗装会社様より、ポリエステル鏡面仕上げの天板補修のご依頼をいただきました。

当初は「現状の塗膜を剥離して再塗装してほしい」というご相談でしたが、担当者が塗膜の状態を確認し「剥離再塗装は不要、打痕の補修と再研磨のみで綺麗になる」という判断をしました。

費用も工期も半分以下に抑えることができ、これぞ「三方良し」ならぬ「四方良し」です。売り手(ピアックス)良し、買い手(同業塗装会社様)良し、使い手(お客様)良し、世間(環境)良しの考え方ではないでしょうか。

〈補修前の天板〉

キズが多数あり全体的に白く曇った状態です。

深いキズも多くあります。

打痕もたくさんあり、塗膜が割れて白化している箇所も数多く見受けられます。

ここからは打痕の補修作業後、研磨のみで綺麗になっていく様子をご紹介します。

1)レベルサンダーでの研磨

まずは、レベルサンダーで全体的に研磨します。レベルサンダーは、エアシリンダーパッドで押さえた面を研磨する事ができます。細かな調整は欠かせませんが、使いこなせば非常に効率の良い機械です。

2)ベルトサンダーでの研磨

次はベルトサンダーでの研磨です。レベルサンダーで取り切れなかった深い傷などを目視で確認しながら取り除いていきます。

レベルサンダーでの研磨が完了した状態です。磨く前なので曇ってはいますが、打痕やキズなどは綺麗になっているのが分かります。動画サイトなどではハンドサンダーを使って研磨している様子をよく拝見しますが、ポリエステル樹脂の硬い塗膜を広範囲かつ均一に研ぎ上げるには、やはり大型機械が必要不可欠な存在です。

3)3連自動バフでの磨き作業

高速回転の三連バフを使い、全体的にバフがあたるように複数回に分けて磨き上げます。
小型の手バフとは比較にならないほどの速さと美しい仕上がりです。

4)手バフでの磨き作業

自動バフで9割程度仕上げ、残りの1割は手バフで仕上げます。

5)スポンジバフでの艶出し作業

最終の艶出しをして完成です。

仕上がり

当初は「剥離して再塗装を」というご依頼でしたが、機械力を駆使することで、補修と研磨のみで均一で美しい鏡面仕上げが短期間で蘇りました。

今回のように独自の技術力と熟練した職人の技が融合することで、ピアックスは他社とは一線を画す鏡面仕上げの品質を実現しています。

主にブランドショップ・邸宅・高級マンション・商業施設等の一点ものを中心に特注家具や店舗什器、室内建具、壁面パネル等の塗装を手掛け、設計事務所や建築設計担当者、インテリアコーディネーター、建設会社、工務店、高級店舗設計担当者など、多くの業界関係者や同業の塗装専門業者から高い評価を受けています。

弊社は業者様向けの塗装専門会社です。ピアノ(楽器)の再塗装や個人のお客様からの塗装依頼や家具等の塗り替え依頼はお受けしておりませんので、何卒ご理解のほどよろしくお願いします。

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