今回は、昨年ご依頼いただいた高級住宅の塗装案件をご紹介します。
約5か月にわたる長期案件で、入荷はトラック9台分、出荷は8台分という大規模なものでした。
塗装仕様も多岐にわたり、部屋ごとの意匠や使用部材に合わせて仕上げを変えています。それぞれの質感や色が空間の印象を大きく左右するため、お施主様やデザイナー様の意図を正確に反映するよう、色味や艶感の微調整にも対応しました。
膨大な物量と進捗管理の難しさ
この物件は地下1階地上4階建ての高級住宅一邸分。現場の進捗に合わせて、塗装工程を段階的に進める必要がありました。
限られたスペースと時間の中で、どのパーツがいつ入荷して、いつ仕上げ、いつ納品するか。緻密なスケジュール調整と柔軟な対応が求められました。

高級突き板材を使用:サペリ玉杢・バーズアイメープルなど
使用された材料も非常に貴重で高価なものが多く、サペリの玉杢(たまもく)やバーズアイメープルなど、替えの利かない突き板が使われていました。
一つひとつの部材に細心の注意を払い、塗装前の下地処理から仕上げまで丁寧に作業を行いました。



ピアックスでは、木目を活かした高級仕上げから塗りつぶしのマットや鏡面まで、用途やデザイン意図に合わせた多彩な塗装に対応しています。
私たちは塗装の専門会社として設計や製作そのものは行っておりませんが、設計や製作の段階から塗装に関わるご相談には対応可能です。
「この素材にこの仕上げはできる?」「こういう意匠を実現したいが、塗装の面での注意点は?」といった段階から、ぜひご相談ください。
塗装の可能性を最大限に活かした空間づくりをプロの視点でサポートいたします。