ファッションブランドショップの店舗什器をウレタン白全艶あり塗装でご依頼いただきました。
今回は板状にバラすことができないため、組み上がった状態での作業となりました。箱の内部はスプレーガンで塗料を吹き付けると霧が回ってしまい、ザラザラな肌になってしまいます。仕上がりに妥協はできないので、マスキングで区切りながら順番に作業を進めます。下塗りの状態で肌をしっかり整えないと仕上がりに大きく影響するため、ここは手が抜けないところです。それにしても長時間この姿勢での作業は腰にきますね・・・。
最終仕上げの様子です。暗がりで見落としがないように、照明を頼りに艶出し作業をしています。上段の棚板への映り込みを御覧ください。磨きの鏡面仕上げではありませんが、見劣りしないくらいの仕上がりになりました。
今回はバラすことができないということで、箱状で全艶ありという仕様になりましたが、バラして板状で仕上げることができれば磨きの鏡面仕上げで更に綺麗な仕上がりとなります。板状での仕上げでしたら、仕上がりが綺麗な上に工期も短縮することができますしコストも抑えられます。設計段階でご相談いただければより良い方法をご提案することが可能ですので、お気軽にお問い合わせください。お待ちしております。